更新日:2022/12/09
生命保険は新卒にはいらないのか?必要性も含めて徹底解説!
新卒で社会人になると自分で加入する保険を選ぶ必要性が増すため、生命保険などの保険について考える機会が多くなります。そんな新卒の人たちの中には、自分には生命保険はいらないと思う人いるのではないでしょうか。この記事ではそんな人に向けて生命保険の必要性を解説します。興味のある人は是非参考にして下さい。
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新卒に生命保険は本当にいらないのか?
新卒入社で、勤め先で生命保険の勧誘をされて戸惑った経験がある方もいるかもしれません。
新卒の方はそれまで保険加入を検討したこともない方も多いでしょう。
新卒のうちは生命保険はいらないという声もあります。保険に加入するべきなのか、迷われるのではないでしょうか。
本記事では、新卒の方が生命保険に加入するべきかどうか、どの保険を検討するべきか、保険加入のメリット・デメリットについて解説していきます。
提案されるままに加入するのは危険です。保険料は長期的に支払うものなので、必要ない保険や過剰な保険料を払うのは、貴重な資産を無駄にすることになりかねません。
自分にはどのような保障が必要なのか、慎重に検討することが重要です。
最もおすすめなのは、保険のプロに相談することです。
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新卒はどのくらい生命保険に入っているのか?
現状、新卒入社の人はどれくらい生命保険に加入しているのでしょうか?年代別の生命保険加入率の調査をみてみましょう。
生命保険文化センターの調査によると、令和元年度において民間の生命保険(生命共済を含む)の加入率は全体で82.1%、男性で81.1%、女性で82.9%となっています。
年代別でみると、20代の加入率は最も低く、男性58.5%、女性59.9%です。
加入率が最も高い40代(加入率男性91.0%、女性89.0%)と比較すると大きな差があります。
現状、20代の生命保険加入率は全体と比べて低いといえます。
その理由としては、保険料を払う余裕がない、保険に加入する必要性を感じていない、などが挙げられるでしょう。
新卒の保険料の相場はいくらくらいなのか?
次に、新卒で保険に加入している人がどれくらい保険料を支払っているかについて、年代別の払込保険料の調査をみてみます。
生命保険文化センターの調査によると、令和元年度において民間の生命保険(生命共済を含む)の加入者が支払っている年間払込保険料の平均は、全体が19.6万円、男性が23.4万円、女性が16.8万円です。
年代別でみると、20代は男性14.7万円、女性11.4万円と全体で最も低いです。
最も高いのは50代(男性29.3万円、女性20.6万円)で、大きな差があります。
とはいえ、保険料は多く支払えばいいということではありません。
一般的に生命保険の保険料は年齢が上がるにつれて高くなりますし、必要な保険も年代やライフステージによって変わります。
自分に合った保険を無理のない範囲で加入することが大切です。
生命保険が必要な新卒の特徴
新卒の生命保険加入状況についてご説明しましたが、自分にとって保険がいるか・いらないか、あまりイメージできないかもしれません。
生命保険はいらないという声を耳にすると、尚更分からなくなるでしょう。
新卒で生命保険が必要なのは、主に以下のような人です。
- 独身の人
- 貯金が少ない人
新卒で独身の人
生命保険が必要な新卒の特徴1つ目は、「独身の人」です。
独身だと生命保険はいらないのでは?と思うかもしれません。なぜ独身の人に生命保険が必要なのでしょうか。
その理由は、独身の人こそ万一のときに自分で生活を支えないといけないからです。
急な病気やケガで入院することになった場合、治療費の負担が発生します。一方で、家賃などの生活費の負担も継続するため、支出が多くなります。
もし入院が長期化して働けない状態になると、収入が減ることでさらに経済的に苦しくなるかもしれません。
これらのリスクに備えるため、独身の人こそ、医療保険で治療費を備えたり、就業不能保険で働けなった時の生活費を備えたりする必要性が高くなります。
その一方で、独身の場合、死亡保険はいらないか、最低限で充分かもしれません。
自分に必要な保障をしっかり見極め、保険を選択することが重要です。
新卒で貯金が少ない人
生命保険が必要な新卒の特徴2つ目は、「貯金が少ない人」です。
新卒入社したばかりの時点では、貯金が少ない人も多いでしょう。
病気やケガで治療費がかかり、想定外の出費が発生したとき、貯金が少ないとその後の生活に影響が出ることがあります。
生命保険文化センターの「令和元年度 生活保障に関する調査」によれば、入院時の1日あたりの自己負担費用は平均23,300円です。
仮に1週間入院すると、163,100円の費用がかかる計算になります。
貯金が少ないなかで、これだけの出費が発生するのは痛手です。
保険に加入することで、このような突発的な経済的リスクを抑え、自身の資産を守ることに繋がります。
保険はいらないという声に捉われずに、自分にとっての必要性を検討することが重要です。
新卒が生命保険に加入するメリット・デメリット
ここまで、特に生命保険を検討するべき新卒の特徴について解説しました。
- メリット①:万一の保障ができる
- メリット②:所得税・住民税を軽減できる
- デメリット①:保険料がかかる
メリット①万一の保障ができる
新卒入社社員で独身の方は、万一のときの保障はまだいらないとお考えかもしれません。
ですが、働き始めで貯金が少ないときこそ、保険は有効といえます。
将来病気になるかどうかは予想ができません。生活習慣に気を付けてはいても、病気に罹ってしまう可能性はあります。
また事故などでケガを負ってしまうケースも、予測ができません。
このような場面で治療のためにかかる費用は、想定外の出費となってしまいます。
貯金が少ないと、その費用を捻出するのは苦しくなるでしょう。家族に負担をかけてしまうかもしれません。
こういったリスクを避けるために備えておくのが保険です。
予想外の出費から自身の資産を守るために、保険加入を検討することをおすすめします。
メリット②所得税・住民税を軽減できる
生命保険に加入している人は、年末調整や確定申告のときに生命保険料控除が適用されます。
生命保険料控除とは、所得控除の1つです。
その年に支払った保険料に応じて、一定の金額が契約者のその年の所得から差し引かれます。
少なくみなされた所得に対して税率がかけられるため、所得税・住民税が軽減されます。
生命保険料控除には以下の3種類があります。
- 一般生命保険料控除:死亡保険など(死亡時に保険金が支払われるもの)
- 介護医療保険料控除:医療保険・がん保険・介護保険など
- 個人年金保険料控除:個人年金保険
それぞれの種類につき年間払込保険料8万円までが適用対象となります。1つの種類につき年間払込保険料が8万円の場合、控除額は4万円です。
デメリット|保険料がかかる
保険に加入するには、毎月あるいは毎年、一定額の保険料支払いが発生します。
初任給で保険料負担がかかるのは苦しいと感じるかもしれません。
大切なのは、自分の収入のうち、無理のない範囲で保険料の上限を定めてから検討することです。
勤め先などで提案される保険は、あらかじめパッケージ化されたものが多く、自分にはいらない保障が含まれることがあります。
自分に必要な保障をしっかり見極め、過剰に保険料を支払わないように気をつけてください。
保険は、若くて健康なうちが最も安く加入できるものです。病気になってからでは保険に入りづらくなることもあります。
まずは無理のない範囲で加入しておき、将来的に必要に応じて保障内容を見直していくのがよいでしょう。
新卒におすすめの保険3選
ここまで、特に保険を検討するべき新卒の特徴や、保険加入のメリット・デメリットについてご説明しました。
ここからは、数ある保険種類のなかで、新卒が優先的に検討するべきおすすめの保険を3つご紹介します。
- 終身保険
- 医療保険
- 個人年金保険
それぞれについて詳しく解説していきますので、ぜひご参考にしてください。
終身保険
新卒におすすめの保険1つ目は、終身保険です。
終身保険とは、終身タイプの死亡保険です。
保障期間は一生涯なので、万一のときには必ず遺族に保険金が支払われます。
新卒の時点で死亡保険はいらないと感じるかもしれませんが、終身保険のメリットは、将来的な貯蓄も兼ねられるという点です。
たとえば、保険料の払込期間を60歳までとした場合、60歳を過ぎてからは保険料を払わずに保障を持ち続けることができます。
このときに、この保険を解約した場合、解約返戻金がそれまで払った保険料の総額以上になるものがあります。
今後子どもができて死亡保障の必要性が高いときには死亡保障として、老後には自分の生活資金としても活用できるのです。
今は死亡保障はいらないという考えでも、いずれ加入するなら、若くて保険料が安いうちの方が総合的にも割安になることが多いです。
解約返戻金が払込保険料総額を超えるタイミングは、保険商品やプランによって異なるので注意してください。
また死亡以外にがんや介護などでも支払われる保障性の高いもの、変額や外貨建てなどより資産運用に向いたものなどもあるので、興味があればあわせて検討してみてください。
医療保険
新卒におすすめの保険2つ目は、医療保険です。
医療保険とは、入院や手術をしたときに給付金を受け取れる保険です。
医療保険をおすすめする理由は、万一何かの病気になると新たに加入するのが難しくなる可能性が最も高いためです。
保険の加入には基本的に健康状態の告知が必要になります。
また一般的に病気の発症確率が低い若い人ほど保険料が安くなります。
つまり、若くて健康なうちに加入しておくべき保険といえます。
若いうちは医療保障はいらないと感じるかもしれませんが、保障期間が一生涯続く終身タイプに加入しておくと、将来的にも安心です。
とはいえ、医療技術の発達に応じて医療保険の保障内容は変化しています。
たとえば近年では、入院の短期化を受けて、入院時に入院日額とは別に一時金を受け取れるものが増えてきています。
このような保障内容の変化が起こりうることから、一度加入したからといって安心せず、数年ごとに見直しをするのが大切です。
個人年金保険
新卒におすすめの保険3つ目は、個人年金保険です。
個人年金保険とは、老後のための積み立てができる保険です。
60歳や65歳など設定した年齢まで積み立てて、年金として支払われます。
保障性はほぼありませんが、個人年金保険料控除が活用できることと、一般的に普通預金よりも利率が高いこと、他の運用商品よりリスクが低いことがメリットとして挙げられます。
これからの世代は年金制度に頼るだけでなく、自助努力で老後資金を備えることが必要といわれています。
資産形成のひとつの手段として、個人年金保険を活用しましょう。
外貨建てタイプなどもあるため、興味があれば検討してみるとよいです。
まとめ:新卒の生命保険選びに不安を感じたらプロに相談!
いかがでしたか?新卒だからといって、生命保険がいらないとはいえません。
「新卒に保険はいらない」という声に捉われずに、冷静に自分にとっているか・いらないかを検討することが大切です。
保険を選ぶ際には、本記事でご紹介した以下のポイントに注目してください。
- すべての新卒にとって、生命保険がいらないとは限らない
- 独身の人や貯金の少ない人ほど保険の必要性が高い
- 万一の経済的リスクに備えられることが保険の最大のメリット
- 保険料は若くて健康なうちが最も安い
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