更新日:2022/01/04
喫煙者はがん保険の保険料が高くなる?非喫煙者割引についても解説
がん保険は各保険会社が様々なプランを用意しているので、選択する際には悩むという方も多いのではないでしょうか。中でも喫煙者であるという場合には保険に少なからず影響を与えます。喫煙者のがん保険選びについてポイントを紹介します。
- 喫煙とがん保険の関係を知りたい人
- 禁煙すればがん保険の保険料が安くなるのか確認したい人
- 非喫煙者割引が適用される商品が少ない理由
- 割引が適用される商品2つと加入時の条件
内容をまとめると
- がん保険では非喫煙者割引の適用がまれだが、いくつか商品は出ている
- 非喫煙者割引を受けたい場合、1年以内にタバコを吸っていないなどが条件
- 加入時にはニコチン検査があるため、うそをついてもすぐにバレてしまう
- 安いがん保険を探している場合、マネーキャリアで保険相談がおすすめ
- 今ならスマホひとつで無料保険相談が可能!がん保険をプロに選んでもらいましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- がん保険の保険料は喫煙者と非喫煙者で変わらないことが多い
- 非喫煙者割引のあるがん保険が少ない理由
- 生命保険の保険料は非喫煙者より喫煙者の方が高い
- がん保険の非喫煙者割引が適用される3つの条件
- 条件①:過去1年以内に喫煙していないこと
- 条件②:喫煙歴を正しく告知していること
- 条件③:所定の検査で基準を満たしていること
- 非喫煙者割引のあるがん保険に加入するときの2つの注意点
- 注意点①:タバコの副流煙でも喫煙者扱いになる可能性がある
- 注意点②:加熱式タバコを利用している場合も喫煙者とみなす
- 参考:喫煙者の罹るがんの部位と死亡率
- とにかく保険料の安いがん保険に加入したいなら保険のプロに相談しよう
- がん保険の非喫煙者割引に関するまとめ
目次
がん保険の保険料は喫煙者と非喫煙者で変わらないことが多い
生命保険では保険料の設定に年齢や性別が大きく関わっていることは皆さんご存知だと思います。さらに一部の商品では喫煙の有無も保険料を左右する項目として挙げられることがあります。
喫煙をすると発症率の上がる病気として、「がん」が思い浮かびますよね。がん保険の保険料も喫煙の有無によって変わりそうですが、実際の商品ではどうなっているのでしょうか?
がん保険の保険料は喫煙の有無に左右されないものが多くなっています。保険料を決める条件に入っていないのです。
非喫煙となることでがん自体に罹患する確率が低くなると言えます。しかし、保険料を設定する際の条件に喫煙の有無は関係がないことが多いのです。なぜなのでしょうか?理由を以下で解説していきます。
非喫煙者割引のあるがん保険が少ない理由
生命保険の非喫煙者割引は、病気になりにくい健康体の方の保険料を割り引くために利用されるものです。喫煙を行うことでがんにかかりやすくなると言えるため、がん保険にも適用されそうですが、非喫煙者割引が適用されないのでしょうか?
一般的に、タバコを吸うことでかかるがんは早期の死亡に繋がると言われています。そのため、タバコが原因でがんになったとしても、通院や入院などの回数が少ないまま終わるため、保険金の支払いが少ない傾向にあることが理由のひとつと言われています。
確かに非喫煙者よりもがんになる確率は高いと言えますが、保険金として保険会社が支払う金額は少なくて済むのです。
喫煙の有無では支払う保険金額があまり変わらないと言えるため、非喫煙者割引を利用できるがん保険は少ないのです。
生命保険の保険料は非喫煙者より喫煙者の方が高い
生命保険では喫煙の有無により保険料に差が出るものが多く、非喫煙者は安くなる傾向にあります。
喫煙で発症するがんは早期の死亡に繋がってしまいます。生命保険は死亡時に保障を得られる商品が多くなるため、保険金を早期に支払うリスクが高いと言えるのです。
保険は加入者に公平でなければ成り立ちません。しかし、保険料が同額の場合、死亡リスクの高い喫煙者にお得なシステムとなってしまいますよね?
そこで、保険金の支払いの可能性が高くなる喫煙者の保険料を高くしているのです。死亡率の低い非喫煙者の負担が減るように、保険料を調節しているのです。
がん保険の非喫煙者割引が適用される3つの条件
がん保険の非喫煙者割引を受けるには、3つの条件をクリアする必要があります。
- 過去1年以内に喫煙していない
- 喫煙歴の告知で信実を書く
- 所定の検査をクリアする
などです。
喫煙していないことを伝えるだけでは誰でも割引が受けられてしまい、あまり意味のないシステムとなってしまいます。そのため、クリアしなくてはいけない条件が設定されているのです。
条件①:過去1年以内に喫煙していないこと
条件の一つ目は過去1年以内に喫煙をしていないことです。
この期間内に喫煙をしてしまっている場合には、残念ながら非喫煙者割引を利用することはできません。
しかし、しばらくの間吸っていないから大丈夫なのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。吸っていないことをどのように証明するのでしょうか?
これは以下でご紹介する条件③の所定の検査をクリアするに繋がっていきますが、喫煙の有無を確認する検査が行われるのです。
そのため、過去1年間の喫煙の有無はうそをつてもバレてしまう、ということになります。
条件②:喫煙歴を正しく告知していること
条件の2つ目は喫煙歴の正しい告知です。
過去1年以内の喫煙の有無が割引を受ける際のポイントとなります。この喫煙歴を正直に答える必要があるのです。
先ほどもご紹介しましたが、検査をすることで喫煙の有無は分かってしまいます。吸っていないとうそをついてしまうと、ばれてしまった際に告知義務違反として契約自体が出来なくなってしまう事が考えられるのです。
喫煙歴だけでなく、告知内容はうそを書くことなく正直に申告するようにしてください。
条件③:所定の検査で基準を満たしていること
3つ目の条件は所定の検査で基準を満たしている事です。
タバコを吸っていないという自己申告で終わらせてしまうと、誰でも非喫煙者となることが可能です。そのため、喫煙の有無が分かる検査が行われるのです。
所定の検査としてはニコチン検査が行われることが一般的です。保険会社の担当者がいる場所で唾液の採取が行われ、検査が行われるのです。
ニコチンが完全に体から抜けるまでには数か月かかると言われており、喫煙の有無をしっかりとチェックすることができるのです。
しかし、なかには1年間禁煙をしていても検査がクリアできない場合もあります。
- ヘビースモーカーだった
- 受動喫煙をしてしまった
などの場合です。この場合でも検査がクリアできないと契約することができないため、検査を受ける際には十分気をつける必要があります。
非喫煙者割引のあるがん保険に加入するときの2つの注意点
非喫煙者割引のあるがん保険は少ないですが、非喫煙者がお得になるのならばぜひ加入したいと考える方も多いと思います。
しかし、加入する際に注意したいポイントが2点あります。
- 副流煙でも喫煙者になってしまう可能性
- 加熱式タバコでも喫煙者となる
事です。
非喫煙者割引を利用したい場合には、タバコを吸わないことが条件となりますが、たとえ吸っていなくても利用できない可能性があるのです。以下でそれぞれの注意点について解説します。
注意点①:タバコの副流煙でも喫煙者扱いになる可能性がある
タバコの副流煙でも喫煙者扱いになる可能性があることが一つ目の注意点として挙げられます。
先ほど非喫煙者割引を利用する際には、所定の検査をクリアする必要があることをご紹介しました。
ここで行われるのはニコチン検査で、タバコを吸うことで体内に取り込まれるニコチンの有無を調べることで、喫煙の有無を決定する検査です。
ニコチンは直接タバコを吸うだけでなく、間接的に副流煙などを吸い込むことでも体内に取り込まれてしまいます。
そのため、家族に喫煙者がいる場合や、職場などで喫煙所に良く行くなどの際に受動喫煙となってしまうと、ニコチン検査にひっかかってしまう可能性があるのです。
自分は吸っていないということを証明するためにも、検査時の数日間は家族にも禁煙を手伝ってもらうなど、対策をとっておく必要があります。
注意点②:加熱式タバコを利用している場合も喫煙者とみなす
タバコは吸っているけれど、加熱式タバコだから大丈夫、と考える方もいらっしゃるかもしれません。煙も少ないし、害も少ないと考える方は多いと思います。
しかし、加熱しタバコもタバコです。喫煙者となってしまうため注意しましょう。
加熱式タバコは燃焼させずに吸うため、確かに煙などは出ないと言えます。しかし、ニコチン成分は体内に吸入されます。ニコチン検査を行えば一発でタバコを吸っている事が分かってしまうのです。
健康被害が少ないとというイメージがあるかもしれませんが、しっかりとニコチン成分は検出されてしまうため、非喫煙者とはならないことに注意しましょう。
参考:喫煙者の罹るがんの部位と死亡率
喫煙者はがんにかかる確率が高いことはご存知だと思います。しかし、非喫煙者と比較してどれくらい罹患率が高くなるのかご存じでしょうか?
どれくらい罹患率が違うのか、男性の場合をみてみましょう。
部位 | 罹患率 |
---|---|
口唇ん・口腔・咽頭がん | 2.7倍 |
喉頭がん | 5.5倍 |
肺がん | 4.8倍 |
食道がん | 3.4倍 |
肝・肝内胆管がん | 1.8倍 |
膵臓がん | 1.6倍 |
尿路がん | 5.4倍 |
タバコと肺がんは関係が深いように思えますが、それ以上に喉頭がんや尿路がんで罹患率が高くなることが分かります。さらに様々な個所でがんの発症確率が上がってしまうため、喫煙とがんの発症は切っても切れないと言えます。
さらに、死亡率も非喫煙者より高くなってしまいます。
- 男性:1.6倍
- 女性:1.9倍
の死亡率だと言われているのです。(参考:国立がん研究センター・タバコと死亡率の関係について)
この場合の死因はがんだけではありません。心臓病や脳卒中などがん以外での死亡率も上がってしまう結果となるのです。
タバコを吸うことはがんへの罹患率を高めてしまうだけでなく、他の病気による死亡率も上げてしまう事を覚えておきましょう。
とにかく保険料の安いがん保険に加入したいなら保険のプロに相談しよう
非喫煙者割引のあるがん保険を選ぶことで、喫煙者よりもお得にがん保険へ加入することができます。そのため、タバコを吸わない方はこのようながん保険を選んだ方がお得になるかもしれません。
しかし、非喫煙者割引のあるがん保険が一番安いがん保険とは限りません。割引設定の無いがん保険でも、もっと安いものがあるかもしれないのです。
そうは言っても探せない、と感じる方は多いですよね?複数ある商品から安くてさらに自分が欲しい保障が入っているものを探さなくてはいけないのです。かなり難しい作業と言えます。
もし安い保険を探しているのならば、マネーキャリアで保険相談をしてみることがおすすめです。保険のプロが様々な商品を比較し、的確なアドバイスをくれます。
利用した方の満足度は93%と高く、さらに何度でも無料で相談が可能なため、気軽に利用することができます。
がん保険の非喫煙者割引に関するまとめ
いかがでしたか?ここではがん保険の非喫煙者割引についてご紹介しました。
生命保険ではよく見かける割引制度ですが、がん保険ではあまり見かけることがありません。
喫煙者の場合、がんになる確率は高いものの、早期死亡に繋がってしまうため、保険金の支払いが少額となるためです。喫煙の有無があまり保険金の支払いに関係していないと言えるのです。
探すことでこのような割引が適用されるものもいくつか見ることができます。非喫煙者であった場合、このような保険を利用することでお得に加入ができる可能性が高いのです。
ただし、非喫煙者割引のある保険が一番安いとは限りません。もっと安いがん保険を探したい場合には、マネーキャリアで無料保険相談をしてみましょう。
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