更新日:2020/06/06
車両保険は10年落ちの車でも必要?保険料を安くする方法も徹底解説!
10年落ちや5年落ちの中古車でも車両保険は必要でしょうか。年数の古い車をお持ちの方は加入するべきか悩みますよね。また税金も高くなってきて保険料はできるだけ安く済ませたいでしょう。この記事では車両保険は10年落ちの車でも必要か、保険料を安くする方法を紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
車両保険に10年落ちや5年落ちの中古車でも入るべき?
事故や当て逃げ、いたずらなど様々な損害に対して補償してくれる車両保険。
万が一の時のために加入しておきたいですが、10年落ちなどの古い車にも車両保険は必要なのか気になりますよね。
しかし、車両保険に加入する基準は何で判断すれば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。
車両保険は任意保険ではあるものの、入っておいた方が安心だとも思いますよね。
そこで今回は、「10年落ちの中古車も車両保険に入るべきか」について
- 10年落ちの車に車両保険は必要なのか
- 車両保険加入の判断基準
- 10年落ちの保険料を安くする方法
10年落ちや5年落ちの古い車に任意保険は必要ない!
中古車両における「落ち」とは、日本国内において初登録されてからの経過年数のことです。
たとえば、5年落ちは登録されてから5年、10年落ちは登録されてから10年経っていることを意味します。
中古車として登録されてから年数が経っているので、現在の車が車両保険に入る価値があるか、それとも新車を購入した方が安いかを考えてしまうと思います。
結論から述べると、10年落ちや5年落ちの車には車両保険が必要ありません。
なぜなら、車の価値が下がるので保険に入っても思うように補償がされないからです。
具体的には、いくらぐらい補償されるのでしょうか。
新車に車両保険を付けると、購入後3年目ぐらいまでは購入金額に近い補償金額を付けることができますが、中古車となると補償金額の目安が数万円程度となります。
この金額では、事故の補償を十分に受けることは難しいと考えてください。
万が一事故に遭った際に補償される目的であるにも関わらず、補償が不十分であれば保険に入っている意味がありませんよね。
そのため、車両保険に新しく加入するよりかは、新車を買う選択肢を考えた方が良いと考えます。
減価償却により車の時価と共に保険金額が下がる
10年落ちの車に車両保険が必要ない理由として、補償額が下がることを挙げさせていただきました。
これは、車の品質が下がることに伴って、当初の価値よりも下がっていくことが要因です。
10年落ちなどの年数が経った車は、減価償却によって車の時価が下がります。
減価償却とは、車を購入した代金を使用年数に従い分割して計上していくことです。
車の場合は、年数が経つにつれて経年劣化していくため、だんだん時価も下がっていきます。
10年落ちの車に車両保険を付けるとすると、車両価格が最低限度となり、これに伴って補償額も下がるのです。
時価が低いと保険金も低くなり、車の修理代もカバーできなくなる場合があります。
そうなると、せっかく保険に入っても意味がなくなってしまいますよね。
長年使用している車は、新車よりも劣化しているため保険に加入しても思うように補償されなくなります。
10年落ちでも車両保険が必要な場合もある!
しかし、いくら10年落ちとはいえ、本当に車両保険に入らなくても良いのか気になりますよね。
車両保険に入っていれば、わずかでも補償されるので加入しておいた方が良いのではないかと思われがちです。
この旨については、場合によっては車両保険が必要となることもあるので注意が必要ですと述べておきます。
補償額が下がるとはいえ、車両保険に入っているとわずかでも補償が下りるため、万が一事故に遭った際には役立てることが可能です。
その一つが、長年の愛車であることです。
また、ローンが残っている場合も車両保険が必要となる場合があります。
両者にはなぜ車両保険が必要となるのか気になりますよね。
長年使用している愛車とローンが残ってる場合の車両保険の取り扱いについて、下記で詳しく説明していきます。
長年の愛車やローンが残っている場合
車が好きな方は、気に入った愛車に長く乗り続けている方が多いと思います。
なかには、長年使用している愛車を修理をしてまでも乗り続けたいと思われている方もいるでしょうし、実際に何回か修理に出しているケースもあるでしょう。
このように、長く同じ車を運転している場合は、車両保険に入る価値があると考えます。
新車に比べると劣化はするものの、上手に運転をすればほとんど無傷のまま長く利用できるので、保険に入っておくとこの先も愛車に乗り続けることとができますし、事故から身を守ることも可能です。
また、ローンが残っている場合はまだ支払い終えていない債権額があるため、この残りの部分を回収できる分の車両保険に入ることができます。
ローンが残っていると、車両事故に遭った際のお金もローンと同時に支払っていかなければなりませんよね。
万が一、事故の補償に対する金額が多いと、ローンを返済していかれなくなってしまいます。
そのため、車両保険で事故の補償を行うとローンに対する影響はほとんど及ぼさずに済むため、金銭面の負担を軽減できることが安心をもたらします。
注意:ネット通販型保険だと10年落ちの車は加入できないかも
しかし、例外でネット通販型保険の場合は10年落ちの車が加入できない可能性があります。
理由は、車両保険価格証を入力することで契約ができるか否かを線引きされてしまうからです。
ネット通販型保険は、契約者ご自身がサイトから登録をすることになるため、提示された項目に答えていく方式をとります。
その際、車の形式と初年度登録年を入力したものを元に保険金を決めていくこととなりますが、10年落ちの車は保険金額の幅から外れてしまい、適正な額を計算することが難しくなってしまいます。
このように、10年落ちの車がネット通販型保険で加入しようとすると、入力された情報だけで加入ができないとみなされる可能性があると覚えておきましょう。
10年落ちでも車両保険の保険料を安くする方法をご紹介!
10年落ちの車は補償される額が低いものの、保険料も低いわけではないことが難点です。
しかし、保険料を安くする方法が
- 免責金額を高めに設定する
- エコノミー型に加入する
1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?
皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?
もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。
- 加入してから一度も自動車保険を見直していない
- 車を購入する代理店で加入した
- 会社の団体割引で自動車保険に加入している
が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。
心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!
まとめ:車両保険は10年落ちの車でも必要?
この記事は、「10年落ちの中古車も車両保険に入るべきか」について解説していきましたが、いかがでしたか。
この記事のポイントは
- 10年落ちの車が車両保険に加入しても、補償額が下がるため加入する必要はない
- 長年乗車している車や、ローンが残っている場合は車両保険で補償を受ける価値があるので加入をしていてもメリットがある
- 10年落ちの車の車両保険を抑えるには、免責金額を高く設定することと、エコノミー型を選択する手段がある