更新日:2020/09/23
車両保険はつけないといけない?補償内容や必要性について徹底解説!
車両保険はつけたほうがいいのか、つけないほうがいいのかについて見ていきます。車両保険をつけるメリットやつけないメリットを理解して、総合的に判断しましょう。また、つけたほうがいいケースもご紹介するので参考にしてみてください。
目次を使って気になるところから読みましょう!
車両保険は入るべき?必要性やつけない判断基準を解説!
自動車保険に加入するとき車両保険をつけるか、つけないか迷っているでしょう。
車両保険に加入すると当然保険料は高くなるので、もしかしたら節約のためにつけないでおこうと思ったりしているでしょう。
実は、車両保険は事故による損傷を補償してくれるだけでなく、洪水で流されたり、盗難に遭ったりしたときも補償してくれます。
そこで今回は、車両保険について
- 具体的な補償内容
- メリットとデメリット
- 保険をつけなくてよい場合
- 保険料を安くするには
車の損害を補償する車両保険の補償内容と加入率
そもそも車両保険というのは何なのかというと、自動車保険のうち自分の車の修理費などを補償してくれる任意保険のことです。
また、事故で自分の車に損害が出たときだけでなく、
- 盗難
- 落書き・いたずら
- 車以外のものにぶつかった
- 当て逃げされた
- 台風・洪水・高潮
- 火災・爆発
というときも補償してくれます。
これには一般型とエコノミー型があり、タイプが違えば補償内容も異なるので加入時によく確認しましょう。
では、どれだけの人が加入しているのか気になりますね。加入率は44.4%(2017年度末)とつけない人の方が多いのです。
つけない人の理由は、古い車の場合は設定できる補償金額が低いことや、車両保険を使うよりも自費で修理した方が経済的である場合が多いなどが挙げられます。
任意保険はいらない?メリットとデメリットを紹介
メリット
- 修理を無料でもしくは少しの自己負担でできる
- 万が一のために高額な修理費用を準備しておかなくてもよい
- 全損したときの再購入費用が不要
デメリット
- 保険料が高い
- 使うと等級が下がる
デメリットに保険料が高いとありますが、最大車1台分の見返りが期待できると考えれば、高額な自動車であれば必ずしも高いとはいえません。
また、修理費が安いときに保険を使うと保険料が上がって返って損をするので、修理費と保険料アップ分をよく検討すれば、等級が下がって損をするデメリットも回避できます。
車両保険をつけるべきか判断基準を紹介!
車の時価額が高いか否か、新車や高級車か中古車か
貯蓄が十分にあるか否か
ローン残高が残っているか否か
車両保険はつけない?車両保険の注意事項を解説!
使うと等級が下がって保険料が上がる
ご存じのとおり保険を利用した場合、等級がダウンし翌年からの保険料が上がってしまいます。
どれくらい違うのか、24歳・8等級のときを例に計算してみましょう。
保険料の見積もり条件は以下のように設定しました。
- 年齢:24歳
- 等級:8等級
- 年間走行距離:5,000㎞以下
- 車種:シルフィ
- 年齢条件:21歳以上
ソニー損保の無料見積もりを使って見積もりを行いました。
まず、24歳・8等級の人で車両保険をつけない場合、事故を起こしても自費で修理費するため、自動車保険の等級は下がりません。
翌年からの等級は9等級、10等級、11等級と進み、3年間の保険料は下のようになります。
- 48,070円+46,330円+44,590円=138,990円
次に24歳、8等級で3等級ダウン事故を起こし、保険を利用した場合を考えます。
等級がダウンし、翌年から5等級・事故有係数3年、6等級・事故有係数2年、7等級・事故有係数1年となり、保険料を見積もると下のようになります。
- 162,470円+147,210円+145,380円=455,060円
見やすいように表にまとめると下のようになります。
見積もり条件 | 保険料 |
---|---|
車両保険をつけない場合 | 138,990円 |
保険で修理した場合 | 455,060円 |
差額 | 316,070円 |
車両保険には高額な補償がなく、あまり意味ない
自分の車に損害が起きたときに修理費はすべて自分で出せるというのであればつけない方がよいでしょう。
補償額が少なく、修理費も高額でないときが多く自費で修理できるというのが、つけないもう1つの理由です。
車両保険の保険料を安くする方法を紹介!
車両保険の保険料は高いからというのが、つけない大きな理由の1つであることを述べてきました。
しかし、保険料が高いというのはあくまでも一般的な話で、具体的には保険会社や補償内容によって違ってきます。
高いと聞いてあっさりとあきらめてしまうのではなく、車両保険をつけて少しでも保険料を安くする方法はないかと考えてみましょう。
保険料を安くする主な方法は、
- エコノミー型にする
- 免責金額を大きくする
- 代理店型よりもダイレクト型の保険を選ぶ
のようなものがあります。
保険料が高いことを理由に保険をつけない人は、この3つを念頭に入れて経済的な車両保険を見つけるようにしてみてください。
コラム:自動車保険の保険料が3万円も安くなる?
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まとめ:車両保険はつけないといけない?
車両保険はつけないといけないか、補償内容や必要性について解説しましたが、いかがでしたか。
この記事のポイントは、
- 車両保険は、イタズラ、盗難、自然災害も補償してくれる
- 車両保険のメリットは万が一のときに多額の出費を要しない、デメリットは保険料が高い
- 安い中古車は車両保険をつけないほうがよい
- 保険料を安くするにはエコノミー型にする、免責金額を多くする、ダイレクト型保険を選ぶなどがある
でした。
車両保険の補償額は多くて新車1台分です。万が一のときその金額があなたの生活に与える影響が大きいのであれば、車両保険はつけておいた方がよいでしょう。
どこまでの補償を車両保険に求めるかは、あなたの車のリスクと保険料とのバランスになります。
車両保険をつけるかつけないか、どのタイプの車両保険にするかを、この記事を読んで賢く検討してみてください。
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。